最高の研究室生活を送るために 研究室選びのいろは

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こんにちは、ももやまです。

そろそろ研究室を考えるようなシーズンになってきましたね。

 

そこで今回は研究室について色んな友達・先輩のアドバイスも踏まえながら「最高の研究室生活を送るための研究室選び」についてまとめてみました。

 

 

主に、

  • 相性がいい研究室の見分け方(質問)
  • 第1希望の研究室に入るコツ

の2つについて書いています。

 

目次

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0.はじめに

研究室といえば大学生活のラスボスともいえる存在ですよね。

できれば自分が一番研究がしやすい研究室(もしくは楽に卒業できる研究室)に行きたいですよね。 

 

しかし、「ブラック研究室」という大学生の物理的・精神的HPを根こそぎ削っていくようなやばい研究室もあるのです。

 

実際に私が知っている研究室の実例だと*1

研究室1(超楽):週2日 1日4時間滞在
研究室2(普通):週3日~5日 1日7時間滞在
研究室3(極悪):週5日~7日 1日12時間滞在(ブラック!!)

このように研究室によって拘束される時間がかなり異なるのです。

 

しかし、もらえる単位数はどの研究室でも変わりません。なのでできる限り充実した(もしくは楽な)研究室を選びたいですよね。

 

では、実際に最高の研究室を(ブラックな研究室を選ばないように)選ぶにあたってチェックしてほしいポイントを何個かまとめてみました。

チェックするポイントは、

  • 全員がチェックすべきポイント
  • 学部卒業で就職する人がチェックすべきポイント
  • 院に進む人がチェックすべきポイント
  • 研究をガチで頑張りたい人がチェックすべきポイント(博士行きたい人)

の4つで色分けをしています。

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1.教授(重要度 ★★★★★)

 

個人的に絶対にチェックしてほしいのが教授です。

研究室は教授(or准教授)をリーダーとする小さな社会・国なので、そのトップがめちゃくちゃであれば当然研究室内もめちゃくちゃになります。

研究室の教授が金正恩であることを想像してみてください。やばい研究室であることは目に見えてますよね。

 

ブラック・ホワイトであるかは教授によって9割以上決まるといってよいでしょう。

 

なので、自分の性格にあった教授かどうか人間性が終わってる教授ではないかどうかの2点を必ずチェックしましょう。

 

チェックする方法として、2つの方法があるので両方とも紹介したいと思います。

方法1 講義を受けてみる

まずは、実際にその教授が担当している講義を受けてみましょう。授業を受けてる際に確認するポイントは、

  • 生理的に無理な教授ではないこと(重要度:80%)
  • 説明がわかりやすいかどうか(重要度:20%)

この2つです。

まず、授業を受けてて「こいつ生理的に無理、2度と受けてやるか」と思ったら、どんなにやりたいことがあったとしてもその研究室には行かないことを強くおすすめします。

生理的に無理な教授の授業を受けるのもきついのに、その教授と1年間一緒に研究室で研究したいですか?

したくないですよね。

 

説明がわかりやすいかどうかも少しだけですが大切です。(研究室に入るとその教授の説明を何度も聞くことになるので)

この先生わかりやすいなと思ったり、この分野興味あるぜ、って人は授業終わったあとに個別で質問しに行ってみるのもいいと思います。

 

方法2 実際に研究室を訪ねる・教授にすべき8の質問

講義を受けるチャンスにかかわらず、気になる研究室、行ってみたい研究室には実際に訪ねてみましょう。

 

しかしいきなり訪ねるのではなく、まず教授にメールを送りましょう

文章は下のサンプルを参考にすればOKです。

 

研究室訪問前に送るメールサンプル

件名:【相談】研究室訪問

(※「~について」と件名を書く人が多いけど長すぎて冗長。おすすめは、最初に【相談】のように相手にもとめていることを2字で記すとgood!)

 

本文:

(教授名)先生

はじめまして(or いつもお世話になっております。)

 

(学部名)学部(学科名)学科(学年)年の(フルネーム)と申します。

 

(興味を持ったきっかけ 例:〇〇〇の授業に興味を持ったため)、(教授名)先生の研究内容に興味を持ちました。

 

具体的にどのような研究を行っているかをお伺いしたいため、研究室の訪問の時間をいただけませんでしょうか。

 

お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認くださいますようお願い申し上げます。

 

(署名)

 

すると、ほとんどの先生は都合がいい時間をメールで返信してくれるので都合のいい時間を決めて返信を忘れずにしておきましょう。

 

研究室で実際に教授とお話できるのは1時間~2時間程度です。

もちろん教授のお話とかを聞くのも大事なのですが、自分にとって相性がいい研究室かどうかは実際に質問を何個かしてみるのが大切です。

質問をして、

  • 質問にちゃんと答えてくれるかどうか(言葉のドッチボールになっていないか)
  • 話をしてみて教授の性格があっているかどうか
  • 就活・バイトと両立できるか
  • 他の学生に対し愚痴を吐いていないか
  • 帰省(1〜2週間)などは問題なくできるか
  • 理不尽なことを言わないか 

を確認しておきましょう。

 

8つほど質問の例をいくつか紹介しておきます。

(質問例は下のほうでまとめるので一覧でみたい人は下のほうで確認しましょう。)

質問例1 コアタイム / ゼミ・ミーティングの頻度(重要度5)

まずは定番の質問です。

コアタイムの有無、ゼミ・ミーティングの頻度を聞いてみましょう

コアタイムの有無やゼミの頻度を聞くことでその研究室の特色がある程度があると思います。

コアタイムがあるメリット・デメリット

  • 先輩や教授に質問しやすい
  • 規則正しい習慣になる
  • 決まった時間に縛られる

コアタイムがないメリット

  • 決まった時間に拘束されないのでバイトとかの時間を自由に考えられる
  • 自分自身で時間管理する必要がある

メリット、デメリットはこんな感じでしょう。

また、コアタイムがある場合は、就活・講義などで抜けてもOKされるかどうかも聞いておきましょう。(ダメだったら要注意)

 

また、ゼミの頻度は開催される頻度だけでなく、自分が発表する必要がある頻度も確認しておきましょう。

多くの研究室の場合、週に1~2回がゼミ、月に1回程度自分が発表(勉強成果・進捗など)だと思います*2

 

院に進学せずに就職するのであれば、研究室の拘束頻度が少ない研究室で選ぶのもありだと思います(大学生活遊びまく!)。

 

しかし、院に進学するのであれば「あまりに暇すぎる研究室」に行くのは控えておいたほうがいいと思います。ある程度は研究をしてる研究室を選びましょう。

 

大学院から就職する場合、割と研究成果などを見られるので就職に苦労する可能性が高いです……。

質問例2 年間のスケジュール(重要度:5)

年間のスケジュールも教授から確認しておきましょう。

ゼミの内容、卒論の内容・いつから取り組み始めるかを聞くのももちろん大切です。

 

ですが、夏休みがあるかどうか、土日も来る必要があるかどうかも聞いておくこともおすすめします。

普通に「夏休みはありますか?」と聞くのはちょっとという人は「実家がXXXなんですけど、1~2週間くらい帰省しても大丈夫ですか?」と聞くといいと思います。

 

質問例1・2からわかる教授のタイプ

質問例1と合わせることでだいたいの研究室のタイプが大まかにですがわかると思います。

「手厚い指導があるかないか」・「教授が優しいか厳しいか」でおおまかに4パターンにわけると、

  • 放任主義+教授が厳しい[研究主義](上級者向け)
  • 手厚い指導+教授が厳しい[ブラックかも?]
  • 放任主義+教授が優しい[放任主義](暇な研究室・学部生向け)
  • 手厚い指導+教授が優しい[教育主義](おすすめ)

以上の4パターンにおおまか分類されます。

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① 実力主義
基本的に研究をしない生徒は落としていくタイプ。

先生から厳しい言葉をもらうことも多いので、ストレスに弱いとメンタルHPが削られて病む

しかし厳しい分卒業できたときにに得るものもかなり大きい。実力と覚悟がある人はおすすめ。生半可な覚悟では入らないことをおすすめする。

(学部で卒業する人はこのタイプの研究室はおすすめしません。)

 

② ???(ブラック)
先生が厳しく、手厚い先生はブラックである可能性が高いので要注意。

雑用とか押し付けてきそう……。(偏見)

(おすすめしません。)

 

③ 放任主義
先生が雑だけど優しいので卒業はさせてくれるパターンの研究室。

自由な時間が多いので、学部で卒業する人にはおすすめ

 

④ 教育主義
個人的に一番オススメなのがここ。

先生が教えてくれることが多いので、先生の言われた通りにきちんとやっていくと自然と卒業できます

(ストレスとかに弱い人で研究をある程度頑張りたいという人はこのタイプの研究室がおすすめです。研究を頑張りたい学部卒 or 修士卒におすすめ)

 

質問例3 就職・院進どちらが多いか・バイトとの両立は可能か(重要度:4)

就職・院進どちらが多いかを必ず確認しておきましょう。

また、大学卒業後就職する人は必ず就活をしながら研究ができるかどうかを聞いておきましょう。

(極端に院進が多い場合は要注意、就活に理解がなかったり、就職活動させてもらえない場合あり)

 

さらにバイトをする予定があれば、バイトとの両立が可能かどうかを聞いてみるのもいいと思います。

(両立ができないといわれた場合は要注意)

 

質問例4 過去ギブアップした学生がいるか(重要度:4)

ホームページや研究室の紹介冊子や教授はいいことばかり書いてあってネガティブなことはほとんど書いてありません。
(商品のCMとかでも悪いことは一切言いませんことと同じです。)

なので少しネガティブな質問もしてみましょう。

 

例えば、過去ギブアップした学生がいるかどうかを聞いてみましょう。

  • あまりにもギブアップする学生が多い場合(年間3人以上)
  • ギブアップした学生に対して愚痴が多い場合

この2つのどちらかに該当する場合は注意が必要です。

 

質問例5 飲み会・ゼミ旅行について(重要度:2)

あまりゼミ旅行・飲み会(特に酒が苦手な人)が得意じゃない人は強制ではないかどうか聞いておくといいと思います。

ゼミ旅行は年に1回(1泊)、飲み会は「新歓・前期・中間発表終わり・卒論・追いコン」で合計5回くらいあるところが多いかと思います。

 

ないとは思いますが酒が苦手なのに飲み会で酒を強要するような教授がいたら危険なのでやめておきましょう。

 

 

ここからの質問は院まで研究を頑張る人はしてみましょう。逆に学部でささっと卒業したい人は別に聞かなくてもOKです。

質問例6 外部発表(学会)・国際発表の頻度(重要度:3)

研究を頑張りたい人は、外部発表や国際発表の頻度も聞いてみましょう

外部発表に積極的な研究室は研究をしっかりする研究室と言えます。

(外部発表は大学のお金で旅行に行けるのでいけるならいきましょう!)

 

また、大学金で奨学金(利子無し)を借りる人はぜひ外部発表を積極的にしましょう。もしかしたら奨学金返済が免除されるかもしれませんよ…?*3

 

質問例7 研究室からの就職先・コネがあるかどうか(重要度:1)

院進するよって人は研究室からどんな企業に行ったかなども聞いてみるといいと思います。

院の場合は割と研究内容・研究成果をチェックされることも結構あるので参考程度でいいと思います。

 

逆に学部で就職する人は全然気にしなくていいです。

研究についてほとんど聞かれないので。

 

質問例8 研究成果・年齢(重要度:1)

研究を頑張りたい人は研究成果などについても聞いてみましょう

ですが、成果に自信がある先生は訪問時に質問しなくても自分で言ってくるし、訪問しなくても成果は調べられるのでわざわざ訪問してまで聞く必要はないかなと思います。

 

一種の目安として、その教授が出した論文の引用回数で調べるのがいいと思います。

 

調べる方法は、Google scholar で教授の名前をローマ字で入れてみましょう。

すると、教授が書いた論文と引用回数が出てくると思います。

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引用数が多ければ多いほど、すごい論文を書いた先生だなと思ってください。

引用数1,000超えの教授であれば、かなりの名門教授だと思ってOKです!

 

また、教授の年齢も確認しておきましょう。(直接聞くのはやめましょう。)

大学院に通っている間に定年になってしまっていなくなってしまう可能性などもあるので……。

 

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2.先輩(重要度 ★★★★☆)

研究室訪問の際に先輩の話ももし聞けるのであれば必ず先輩ともお話ししましょう。

先輩の言っていること(特にネガティブなこと)はかなりあてになります

 

先輩とお話ししてるときに「あ、この先輩感じわるいな…」と思ったらあまりそこの研究室に行くのはおすすめできません。

(下にも書いてありますが人間関係が悪いとたとえ教授がどれだけ良くてもメンタルHPは削れます……)

 

教授のときと同じように先輩にも質問をしてみましょう。

いくつか質問の例を載せておきます。

(こちらの質問例もさいごにまとめるので一覧でみたい人は下の「さいごに」で確認しましょう。)

質問例1 生活スケジュールを聞いてみる(コアタイムはあてにならない!)

まずは先輩達の生活スケジュールを聞いてみましょう。(特に研究室滞在時間・起床/睡眠時間あたりを聞いてみましょう)

滞在時間が明らかに長い研究室や睡眠があまりとれてなさそうであれば要注意です。

 

例えば、「コアタイム」がないのに「平日の9時から21時までずっといる」みたいな研究室は明らかにおかしいですよね。

このように「コアタイムがないにも関わらず異常に長時間研究室に滞在する人が多い」ような研究室はブラックな可能性があります。

(コアタイムなんかなくても課題や雑用をたくさん与えることで学生を研究室に縛ることはできます。)

 

先輩と話すのが…… という人は、夜の時間に何回か研究室行ってみましょう。

夜の時間に毎日多くの人数が残っている研究室は滞在時間が長く、注意したほうがいいかもしれません……。 

質問例2 研究室内の人間関係はいいかどうか(聞かなくてもOK)

人間関係も忘れずに聞いてみましょう。

あまり聞けないよ… という人はチェックするだけでもOKです。

 

会社内においてもそうですが、研究室内においても人間関係は超重要です。

どんなに教授がいい人でも人間関係がよくなければあっという間にメンタルHPは減っていきます。逆に多少教授が嫌でも*4研究室の先輩と人間関係がよければ意外と研究室生活は楽しかったりもします。

 

でも聞きにくいと思うので、研究室に来た際の様子で確認するのもOKだと思います。

このときに「あれれ?? うーん??」ってなったときはちょっと注意が必要です。

 

質問例3 教授と仲がいいか(質問とかにもちゃんと答えてくれるか)

教授との仲の良さ、質問などに答えてくれるかどうかを確認しておきましょう。

当然教授と仲が悪ければ要注意です。

 

また、教授が忙しいなどの理由で質問などに答えられないことが多い場合、教授よりも先輩を頼る頻度が増えるため、より人間関係が重要となります。

 

質問例4 飲み会・ゼミ旅行など

飲み会やゼミ旅行の頻度があるかどうかも確認しておくと思います。

(特に酒が苦手な人は確認しておきましょう)

 

質問例5 他のやばい研究室について

他の研究室と迷っているのであれば、他の研究室について聞いちゃうのもありだと思います。経験上他の研究室に対するネガティブイメージについてはとても正確です。

 

例えば、先輩が「あのk研究室はまじでやばい、いかないほうがいいよ!」みたいにネガティブなことを言ってきた場合、その研究室はかなりヤバい研究室だと思ってOKです。

 

3.設備(重要度 ★★☆☆☆)

設備も色々みておきましょう。

しかしそこまで重要じゃないのでかるーくチェックするかどうかでOKです。

 

「あ、この研究室いろんな機材あるすげー!」って思うような研究室はお金がある研究室であることが多いです。

(実はお金がある研究室とない研究室では最低1桁は予算に差があります)

 

また、

  • 研究室の広さ
  • PC・モニターが支給されるかどうか
  • 電子レンジ・冷蔵庫などの生活器具の有無
  • 清潔感

なども見ておくと参考にはなるかと思います。

 

4.行きたい研究室に入るために

 いくら行きたい研究室でも、必ずその研究室にいけるとは限りません。
(第1志望の大学、就職先に必ず行けるとは限らないのと同じように…)

 

ですが、行きたい研究室にいける確率を上げることはできます。

ここでは、研究室配属に影響する項目をいくつか紹介したいと思います。

 

※注意

研究室配属のルールについては大学側から案内が必ずあるので、その案内を必ず確認しましょう。

その1 成績 (GPA)

多くの大学で参考にされるのは研究室配属時の成績(GPA)です。

 

大学の成績(GPA)って何?? って人はこちらの記事をご覧ください。www.momoyama-usagi.com

 

人気の研究室であればボーダーGPAが3.6とか3.7になったりもするので、どれくらいのGPAが必要なのかを先輩や教授にあらかじめ聞いておきましょう。

 

大学1年生、2年生の皆さんはまだまだ成績を逆転できるチャンスがあるのでぜひ勉強してGPAをある程度キープしておきましょう。

大学3年生になってくると現在のGPAから大幅に上昇 or 減少することはあまりないので、GPAがあまりよくない人は、別の方法、例えば

  • GPA以外の方法に賭ける(志願理由書など)*5
  • 上位勢がどの研究室にいくかを把握し、避ける or 他の研究室に誘導する*6
  • あきらめて他の研究室にいく

を取ることをおすすめします。

  

その2 志願書・熱意書

次に多いのは、配属の際にその研究室に入りたい理由や熱意などを1ページに書かせ、その熱意書を実際に教授が見て実際に配属する人を決めるパターンです。

このパターンが導入されている場合、GPAが多少低くてもうまく書くことで第1志望の研究室に入ることができます。

 

志願書を書く際には、もちろん「熱意」も大切なのですが、単なる熱意しか書いていないと低評価になることが多いです。

  • なぜその研究室に入りたいのか(理由)
  • 研究室に入ったらしたいこと
  • 自己PR

この3つを忘れずに書きましょう。教授から別に指示があった場合はその指示を守ることを忘れずに。

実際に行きたい研究室を訪問したり、行きたい研究室の授業を受けると書くネタが増えますよ!

研究室志望理由書のサンプル

下にサンプルを載せておきます。

(なぜその研究室に入りたいのか、意欲アピール)

私がXX先生の研究室の志望理由として、○年生に受けたXXX先生の△△△△(研究に直結する専門科目名)に感銘を受けたからです。もともと私は△△△△について興味を持っていたのですが、実際にXXX先生の△△△△を受講することでさらなる強い好奇心を持ちました。 

そこで、△△△△について豊富な知識を持っていらっしゃるXXX先生のもとでともに研究をしたいため、XXX先生の研究室を志望いたしました。

 

(研究室に入ったらしたいこと)

まだ具体的にどんな研究をしたいかは考えてはいないのですが、△△△△の授業を受けた中でも特に□□□について興味をもっています。また、高校生のころからずっと数学、特に統計と線形代数が得意なので、このスキルを生かし、□□□についての研究ができればいいなと思っています。

 

(自己アピール)

多くの友達に勉強面でわからない部分を教えたときに友達に「君の説明ほんとわかりやすいね!」とよく言われるので他の人にわかりやすく教えることが長所です。また、好奇心が旺盛で、探究心があるところも自分の長所だとおもっています。この2つの長所と得意な数学を活かし、研究室でがんばりたいと思います。

意欲アピール部分では、他に研究室に実際に訪問した話などを書いてもいいと思います。

自己アピール部分では、とにかく自分の長所を書いてみましょう

「短所しか思いつかないよ!」という人は短所を長所と言い換えてみましょう*7

 

その3 教授からの指名順(マッチング)

教授から指名するドラフトスタイルが採用されていることもあります。

このシステムが採用されている場合、とにかく研究室にたくさん行きましょう。
(できれば3年生になる前からいっておきましょう。)

 

研究室に行けば教授との相性を確認することができるし、教授に研究室行きたいんだ!ってアピールすることもできます。

 

その4 運(サイコロ・じゃんけん・くじ)

中にはくじやらじゃんけんやらで決めるところもあります。

普段からサイコロを振る、じゃんけんをするなどで運を鍛えておきましょう。

 

5.質問まとめ

どんな質問をすればいいかをもう1度一覧で紹介したいと思います。

先程紹介していないような質問も載せています。

教授にするといい質問

  • コアタイムの有無
  • ゼミの頻度 and 発表頻度
  • 年間スケジュール
  • 就活との両立が可能か
  • バイトとの両立が可能か
  • 過去ギブアップした人がいるか
  • 飲み会・ゼミ旅行(酒弱い人は特にチェック)について
  • 外部発表・国際発表の頻度は?
  • 就職先は…?
  • 研究成果 

質問した際に確認するポイント

  • 会話のドッチボールになっていないか
  • 話をしてみて教授の性格があっているかどうか
  • 就活・バイトと両立できるか
  • 過去ギブアップした人などに対し、愚痴を吐いていないか
  • 帰省(1〜2週間)などは問題なくできるか
  • 理不尽なことを言わないか

などを確認すればOKです。

先輩にするといい質問

教授にすると良い質問に加え、

  • 生活リズム(滞在時間・睡眠時間)
  • 人間関係・雰囲気の良さ(確認のみでOK)
  • 研究室の仲の良さ
  • (女性の場合は)女性の先輩がいるかどうか

などを確認すればOKです。

(教授にした質問と先輩にした質問の答えが異なっていた場合も気をつけましょう。)

質問した際に確認するポイント

  • 生活リズムが極端に悪くないか
  • 人間関係はよいか
  • 先輩との相性が悪くないか
  • 飲み会の頻度とか(酒飲みたくない人は特に)

設備確認

  • 研究室の広さ
  • PC・モニターが支給されるかどうか
  • 電子レンジ・冷蔵庫などの生活器具の有無
  • 清潔かどうか

 

6.さいごに

今回は最高な研究室生活を送るための「研究室選びのいろは」について書きました。

この記事を見て、皆さんにとって最高な研究室を選ぶことができれば幸いです。

皆さんによき研究室ライフを…!

 

なにか質問などがあればコメント欄などにお願いします!

*1:※理系基準で考えています。文系の基準と全然異なるので要注意!

*2:個人的にゼミでの進捗報告頻度が月1回より多いと進捗を多く生まなきゃいけなくてしんどいかもしれません。

*3:大学院の奨学金は研究成果(学会で発表した回数などが大きく影響)が上位30%程度以内だと奨学金の50%、上位10%以内だと奨学金の100%が返済免除になります。詳しくはまた別の記事で書きたいと思います。

*4:あまりに教授がやばい場合はもちろん別。教授の力はすごいので。

*5:本当に行きたいのであればその意志を教授に伝えよう!

*6:私が通っていた大学では毎年上位層がどこにいくかを聞くことがいたり、アンケートをとっている人がいた。

*7:例えば、「物事をあまり断ることができない」→「協調性がある」などと言い換えることができます。つまり、短所が多い人ほど長所が多い…!

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