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工業大学生ももやまのうさぎ塾

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これから理系研究室に入る4年生へ うさぎの理系研究室生活体験記

こんにちは、なんとか卒論を書き終え、発表を終え、無事卒論の単位ももらえ、なんとか卒業できそうなうさぎ(ももやま)です。

 

今回は、来年理系研究室に入る大学4年生のために、理系研究室に1年入った体験記、そして研究室生活を充実にするためのコツなどを少し書いていこうと思います。

 

 

質問や、追記してほしいところ、なにかわからないことがあればDMかコメントでお知らせください。余裕があれば修正・追記・質問に回答したいと思います。 

1.どんな研究室に入ってるの?

まず最初に、私がどんな大学、研究室に入っていたかです。

 

大学:某理系国立大学

研究内容:コンピュータビジョン*1関連

忙しさ:割と忙し目(他の理系研究室と比べて)

同期:7人 先輩:7人程度

教授:めっちゃ優しい。神。

コアタイム(拘束時間):なし

 

基本的に私の研究では、カメラで画像を撮影さえすれば家でもできるので、そこまで研究室に縛られるような研究内容でしたが、家にいると研究しないので研究室に来て研究してました。

周りの理系研究室を見てみると、化学や生物実験をする研究室はコアタイムがあったり(9〜17時がおおい)、拘束される時間が長い傾向にある*2気がします。

 

研究室生活は、どの研究室を選んだかによって難易度、今後の人生にかなり影響します。

なので、まだどこにしようか迷っている人はとことん迷いましょう。

迷っている人は、私が少し前に書いた研究室選びに関する記事を下に用意したので、研究室選びの参考に是非ご覧ください。

www.momoyama-usagi.com

 

2.うさぎの研究室生活の1年の流れ

大学4年生の1年間をどんな感じに過ごしたかを簡単にですが書いていこうと思います。 

3月(研究室配属決定・院試)

無事研究室配属が決まって一安心。

院(内部進学)に行くことは決まってたので休みつつ院試の勉強をした。

 

大学の講義で習った基本知識はあったほうなので2週間程度勉強して余裕で合格できた。

 

※ 院試は今後の人生2年間を左右するのでちゃんと勉強しましょう。大学入試と違って1ヶ月も猛勉強すればお目当ての研究室に必ず入れるくらいの成績が取れます!

4月(基礎知識をつける)

この時期に先生と面談して「自分の得意なポイント」と「やってみたいこと」から研究内容の方向性を決めた。

 

さらに、基礎知識をつけるために参考書を研究室内で輪読*3した。

 

また、この頃は時間に余裕があったので大学院の科目を1つ先取り*4した。
この時期に戻りたい()

5月〜6月(論文を読む・論文の手法を実装)

自分がしたい研究内容に関係のある論文を2〜3本ほど読んだ。

いきなり英語論文を渡された*5ので少し驚いた。

Google翻訳や先輩、教授などの力を借りながらなんとか理解していった。Google先生は偉大だ。

 

また、論文の手法を実際に試したのもこの時期だった。バグが多くて萎えてた思い出。

7月〜8月前半(研究準備)

この時期に具体的な研究内容が決まった。

「4月に勉強した基礎知識」と「5月〜6月に読んだ論文の知識」の2つを使って、研究をするための研究準備をこの時期にした。

夏休み

お盆 + 1週間〜2週間程度休んだ。

大学内の中では、そこまで休んでいない方らしい。
(ある友達は2ヶ月程度休みをもらっていたり、ある友達はお盆以外ほとんど研究室に来ていた。)

 

ちょっと余裕があるこの時期に大学院の科目を1つ先取りした。

音声解析(?)みたいな講義で結構面白い講義だなと思った。

中間発表(11月)まで

夏休み休んでたので、中間発表に向けて研究を少し急ぎ目にすすめていった。

さらに中間発表に向けて「アブスト*6作成」・「スライド作成」・「発表練習」の3つを研究しながら行ったため、結構大変な時期だった。

特に「アブスト作成」に関しては「1ページにまとめる」という部分で苦戦した。

 

あまり余裕がなかったけど、大学院時代を少しでも楽に過ごしたいと思ったので講義をさらに1つ先取りした。

12月

すごい遅いけど実験やプログラム書くのにやっと慣れてきた。

 

中間発表が結構やばかったので、卒論に向けて、実験を急ぎ足で進めていった。

この時期くらいから大学に滞在する時間が急に長くなった気がする。

冬休み

冬休みは意外と人並み(10日間くらい?)に取れた。

でも家で少し実験プログラム(研究)を書いたりもしてた。

卒論まで

キリのいいところまで実験を行い、「アブスト*7作成」・「スライド作成」・「発表練習」の3つをした。

中間発表で苦しんだものあってか、卒論のアブスト、スライド作成は(中間発表ほどは)苦しまなかった思い出。

発表練習は、卒論であるのも踏まえてかゼミ内で3回、ゼミ以外でも何回か練習を行った。

なんとか卒論発表(卒論提出)前日もなんとか日付が変わる前に帰ることができた。

3.うさぎさんの研究室ライフ

ここからは、研究室がある日の1日、そして1週間の間にどんなことをしたかを書いていきたいと思います。

なお、私の場合昼の時間帯は結構休憩しているため、他の人よりも若干滞在時間が長めとなっています。

(1) 研究室に行く日の1日

そこまで忙しくない1日のとき(主に4年前期)

そこまで忙しくないときは、1日のスケジュールに結構な余裕があります。

この時期は1週間のうち、2〜3日程度研究室に行ってました。

 

起床時間:7:00
(朝方なので早く起きてました)

研究室到着時間:10:00 〜 11:00
(大学生の多くは夜型なので、この時間でもあまり研究室に人がいません。)

研究室滞在時間:到着 〜 18時前後
(途中で昼ごはんを食べたり、休みながら研究します。)

就寝時間:23:00〜23:30
(ちゃんと睡眠は8時間とってました)

それなりに忙しい1日(主に9月〜冬休み)

忙しくなると少しずつ余裕はなくなってきます。

1週間に4〜5日(平日)は研究室にいってました。

 

起床時間:7:30
(睡眠時間確保のため、少し起きる時間が遅くなります)

研究室到着時間:9:30 〜 10:00
(大学生の多くは夜型なので、この時間でもあまり研究室に人がいません。)

研究室滞在時間:到着 〜 20時前後
(研究室に滞在する時間が2時間ほど遅くなります。それでも休憩は忘れずにしてました。)

就寝時間:23:30〜0:00
(睡眠は忘れずに。)

締め切り間近(中間・卒論前)

締め切り間近になると研究室の滞在時間がかなり長くなります。

平日は当然のように毎日行くほか、土日のどちらかは行っていました。
(1週間に6日研究室に行ってました。)

 

起床時間:8:00
(睡眠時間確保のため、さらに少し起きる時間が遅くなります)

研究室到着時間:9:30 〜 10:00
(大学生の多くは夜型なので、この時間でもあまり研究室に人がいません。)

研究室滞在時間:到着 〜 22時前後
(休憩時間を短くすればもっと早く帰れます)

就寝時間:0:00〜0:30
(どんなに忙しくても睡眠は忘れずに。)

(2) 研究室の1週間

その1 ミーティング(進捗報告)

私の研究室では、週に1回「1週間でやったこと」を報告するミーティングがありました。

ミーティングで話すことは、主に以下の4つです。

  • 1週間でできたことの発表
  • 現時点でつまづいているところを伝える
  • 先生とコミュニケーションを取る(大事)
  • (就活・インターンなどをどうするか)

「現時点できていること」と「現時点できてないこと」を先生とコミュニケーションを取ることで、教授達と一緒に問題を解決したりできるので、ミーティングは休まないようにしましょう。

週に1コマ、わからないことを直接教授に聞ける大切な時間でした。

その2 ゼミ(輪読・論文要約発表・発表練習)

ゼミでは、発表者が発表(輪読・論文要約・発表練習)を行い、その発表を聞いて教授、先輩、同期からコメントをもらったり、質問を受けたりします。

週に1〜2回ほど*8行われます。

 

自分の発表じゃないときのゼミは「基本的に他の人の発表を聞く」だけでOKなのでそこまで大変ではないですが、自分が発表するときは「発表するための準備(スライド作成)」をしないと行けないのでちょっと大変かもしれません

(3) 研究室内イベント

研究室では、イベントも行われるので紹介していきましょう。

その1 飲み会

定番といえば定番ですが、研究室内のメンバー(もしくは他の研究室と合同)で飲み会が行われます。

もちろん、学生だけでなく先生も参加することがほとんどなので、普段見ることができない先生の一面とかも見れるのかもしれません。

 

飲み会自体は別によくあるイベントなのですが、私が知ってる研究室の1つに、「教授の家でバーベキューしながら飲み会」というちょっと変わった飲み会をしている研究室もありました。

 

でもお酒飲めない人にとってはあまり楽しくないイベントかも。

その2 ゼミ旅行

研究室内のメンバー(もちろん先生も一緒)と一緒に旅行に行きます。

先生や生徒の車を使って隣の県くらいまでゼミ旅行もあれば、飛行機や新幹線を使ったゼミ旅行をしている研究室もあります。

 

個人的には沖縄行ってる研究室がちょっと羨ましかった。飛行機のれるもん。

4.研究室に関する質問

皆さんから、何件か質問をいただいたのでこちらに回答しておこうと思います。

他にも質問がありましたら、コメントやTwitterのDMなどでいただけたらこちらに載せようと思います。

質問1 うさぎさんは休む暇どれくらいあったの?

答え:夏休み前までは結構あった。夏休み以降もそれなりにあった。

私自身も卒論が近くなると休む暇がほとんど無くなると思っていたのですが、私が思っていたよりは余裕がありました。

1月以降のブログ更新頻度が「1月でも少し休めた」証拠になってます。

 

質問2 バイトと両立できるの?

答え:基本的にできます。特に4年前期なら余裕。

基本的に、ほとんどの研究室では4年前期はちょっと余裕があるので、私のまわりでもバイトしている人がたくさんいたし、私自身も少しですがバイトしていました。

 

後期になってくると、少しずつ忙しくなるのでバイトの頻度も少しずつ減ってきましたが、それでも週1〜2でバイトしている人はいました。

質問3 4年生で就活できるの?

答え:研究室によるけど、私がいた研究室では余裕でできた。

私自身は院にすすむ予定だったので4年生の時点では就活していませんが、同期の就活組の人は、4年生の4〜6月あたりで就活していました。

 

私の研究室では、ミーティングで就活状況も報告する時間もあり、「ここなら大丈夫そう」とか「面接練習」とかをしてくれるので4年で就活する人(院に行かない人)にも優しい研究室だった。

質問4 研究室で寝泊まりするって本当?

答え:本当。でもほとんどの人はしません。

研究してたら午前2時になってて、帰るのがめんどくさくなったので研究室のソファーで寝たことが3度くらい。

5.研究室に1年間いてついた能力

1年間研究室いることで、

  • 発表スライドをつくる力(プレゼン)
  • 締め切りまでなんとか間に合わせる力
  • コンピュータービジョン(研究分野)の知識(少しだけ))
  • 忍耐力(ちょっとメンタルつよくなったかも)

あたりの能力を得ました。

 

特にプレゼンに関しては、週に最低1つは作成していたため、今ではゼミの内容によっては締め切り5時間前でもなんとか発表できる形のスライドができるようになりました。

※ 良い子のみんなはちゃんと前日から準備しましょう。

6.これから研究室生活を送る人へ7つのメッセージ

最後に、これから研究室生活を送る人へ私から7つのメッセージを送ります。

(先生や先輩も似たようなことを言っている可能性が高いですが……)

その1 ちゃんと睡眠・ご飯を取ろう

睡眠は超大事です。最低でも6時間、できれば7時間程度取りましょう

睡眠時間をへらすと研究効率にもよくないし、メンタルにも結構影響します。

 

私は3時間睡眠だった次の日、マジで倒れそうになりました

その2  研究は基本うまくいかないもの(特にGPA高い人へ)

研究をしていると、「実験に失敗した」とか「プログラムが思ったとおりに動かない」などの現象に直面することはよくあります。

ですが、基本的に1発でうまくいくような研究は絶対になく、少しずつ間違いを直していくことで研究はすすんでいきます。

 

最初は全然成果がでなくてつらい思いをするかもしれません。

特に成績が高い人は「GPA高いのに研究はできないの? GPAなんておまけだよね」と同期などに言われちゃうかもしれません*9

 

ですが、GPAが高い(成績がいい)からと言って「人生で初めてやろうとしている研究」が絶対できるなんてことはありません。むしろできるほうが少ないです。

 

よくないサイクルとして、

  1. 研究がなかなかうまく進まない
  2. GPA(成績)高いことのプレッシャーを感じてしまう
  3. 先生に報告するのが怖くなる(先生に質問するのが怖い)
  4. そのまま来れなくなってしまう……

があります。

 

先生も「成績が良いけど研究でつまづいている」学生はたくさん知っていると思うので「成績が良いけど研究でつまづいている」からと言って特に怒ってきたりはしません。

なので、成績が高い人も「うまくいったらいいな」くらいの気分でやっていきましょう。「研究がなかなかうまく進まないな」と思ったら早めに先生や頼れる先輩に相談を

 

あとで説明しますが、うまくいかなくても努力した跡*10があれば卒論なら合格します。

その3  わかりそうにもないことは先生や先輩に聞こう

研究をしていてると、自分1人ではわからないことがたくさん出てきます。

 

「わからないこと」は少しは考える必要がありますが、悩んでもわからないなと思ったら先生や先輩に聞くことをつよくおすすめします。

 

「わからないことがあるのは研究をしていないから」とたまに思う人がいますが、研究をしていると「わからないことが出る」のは当然なので、先生や先輩に質問をすると「この人はちゃんと研究してるな!」と先生は思ってくれます。

 

先生は我々4年生の質問に対して丁寧に*11答えてくれます。

私もなかなか先生の言っていること(手法や計算方法の仕組み)が理解できずに苦戦、質問を繰り返していましたが、2回目であっても丁寧に教えてくださりました…*12

 

その4  たまには研究とは関係ない話をしよう

いつも研究室の同期と研究の話をしてると疲れるかもしれません。

なので、「研究以外の話*13」をたまにはしましょう。

最低でも1時間は研究以外の話をすることをおすすめします。

 

研究以外の話ができる人が研究室内にいなければ、研究室以外の友達、恋人と話すのも大いにありです。

話せる人がいなければ、カウンセラーとお話するのもありです。

私は研究室内ではあまり話の合う人がいなかったので、研究室以外の人と話してメンタルを回復させてました。

4人の方々には本当にお世話になりました……

 

その5  研究で病みそうになったら少し休もう

研究がうまくいかなくてつらくなるときもあるかもしれません。

なので、「研究いやだ、病みそう」だと思ったら少し休むのもありかもしれません。

 

別に1週間くらい休んでも卒論はなんとかなります。というかなんとかなった友達、後輩を知ってます。

私も研究が嫌になってよくわからない場所に1人旅しにいったこともあります。

研究室との先生が無理!!ってなった場合*14は最悪研究室を変えることだってできます。

 

「無理をしすぎる」、「頑張りすぎる」のだけは絶対にやめておきましょう。最悪体が壊れちゃいます……。

やばいなって思ったら早めに「研究室に関係ない友達」や「カウンセラー」などに相談を。

その6  できるだけ締め切りは早く片付けちゃおう

研究室に入ると様々な「締め切り(タスク)」がやってきます。

就活する人は、会社からも書類やメールの「締め切り」がやってくるかもしれません。

 

「締め切り」が貯まると精神的にもよくないので、「締め切り」がたまる前にできるだけ早く片付けちゃいましょう。

マジで「締め切り」はRPGでいう毒状態並にメンタルHPを削ってきます。

その7 卒論合格のコツは「先生・先輩とのコミュニケーション」

最後に重要なんですが、卒論は基本的には提出し、教授たちの前で発表すれば合格します。

たとえどんなに成果が出てなくても、ちゃんとゼミやミーティングに出席して進捗を報告、卒論を提出すれば合格、卒業させてくれます。

 

なので、必ず「ミーティング」や「ゼミ」で先生や先輩とコミュニケーションを取りましょう

 

ちなみに過去に不合格になった人の例としては、

  • ゼミやミーティングに全く顔を出さなくなる(1ヶ月以上)
  • 卒論を提出できてない人
  • 卒論発表に寝坊して出れなかった人

があります。

(なのでコミュニケーションが大切な理由がわかりますね……)

 

※ 研究室無理だなっておもったら早めに「研究室に関係ない友達」や「カウンセラー」などに相談することをつよくおすすめします。
(重要なので何回も言います)

 

以上で私うさぎの「理系研究室体験記」は終わりです。

この記事が未来の理系研究室に入る皆さんの参考になれば幸いです。

 

なにか質問などがあれば気軽にDMやコメントでどうぞ!

 

*1:コンピュータに画像や動画を理解させるための研究。言い換えると、人間の目に値するものをコンピュータで作る研究。

*2:おうちでプログラムは書けても、化学実験や生物実験はおうちじゃできませんよね……。

*3:1冊の本を何章かにわけて、章ごとに誰か1人が発表していく。

*4:私の大学では、大学院の科目を3科目(6単位)まで先取りできる制度があった。

*5:基本的には日本語の論文が渡されることが多いと思います。

*6:どんな研究をしたかを1ページ程度にまとめたもの

*7:どんな研究をしたかを1ページ程度にまとめたもの

*8:学会や卒論などが間近に迫るとゼミの頻度が少し増えます。

*9:こんなことを本人の目の前で言う人に対しては、「こいつは人生強くてニューゲームしてる人(人生2周目)だからこんなこと言えるんだな」とでも思っておきましょう。

*10:例えばミーティングに出席し、教授とコミュニケーションを取るとか。

*11:「え、こんなのもわからないの?」なんてことは言ってきません。

*12:本当に教授には申し訳ないです……。なるべくなら1回で理解できるようにメモなどをしておくといいと思います。僕はそれでも2回聞いてしまいましたが……。

*13:例えばゲームの話とか

*14:同学年の友達が実際に研究室チェンジしました。