うさぎと共に頑張れる就活 ESを書く前に20分だけ見てください!

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※ この記事は、人事経験のない理系院卒の社会人2年目が、自分の経験、および周りの人の経験談や社会人の先輩の話を元をベースに作成しております。その点をご了承の上、読んで頂けると幸いです。

こんにちは、ももうさです。

おそらく、この記事を見ている人は、ESをこれから書こうとしている人だと思います。

でも、書く前に20分だけ、こちらの記事を読んでください。

きっとこの記事を読んだことで、20分後には高品質なESを書くための心構えが出来ているでしょう。

具体的には、

  • 企業がどんな人材がほしいのか
  • ES執筆から提出までの流れでやってほしいこと

の2つの内容を知ることができます。

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1. "企業がどんな人材が欲しいのか" を確認しよう

まず、ESを書く前に、ES(に関わらず、選考)ではどのようなことを企業側は見ているかを、確認しましょう。

結論から言うと、企業にもよりますし、私の偏見かもしれませんが、多くの企業は入社後成長して、将来的に活躍してくれる人かどうか(=ポテンシャルがあるかどうか)を見ています。

この将来に活躍してくれる人のスキルを2つに分割すると、

  • ハードスキル … 技術的なスキル
    (例: 数学力, プログラミング力, 基本情報などの技術的資格, TOEICなどの語学スキル, etc.)
  • ソフトスキル … 自己管理、対人関係スキル  [社会人基礎力]
    (例: コミュ力, 課題解決力, 協調性, ストレス耐性, etc.)

のように分けることが出来ます。

ポテンシャル = パッション(ハードスキルの伸びしろ) + ソフトスキルの和だ!

(1) ハードスキルは、パッション(意欲)で示せ!

理系の皆さんであれば、「プログラミングや研究で培った技術スキルを武器にして就活を挑みたい!!」という人がいると思います。当時の私も技術力1本で勝負したいと思っていました。

しかし悲しいことに、新卒の就活では技術的なスキルを、あまり重視して見てくれません。たとえ院生であってもです[1]学部生に比べると、研究関連の部分でスキルは少し見てくれますが…。

というのも、新卒というのは仕事経験がないため、会社の業務に直結する技術スキルがある人はごく少数だからです。さらに、新卒入社で入る人の多くは20代前半なので、成長するポテンシャルがある人であれば、研修や実務経験で育てていくことで、技術スキルは普通に伸びていきます[2] … Continue reading

そのため、応募時のハードスキルはあまり見られません。その代わりに、技術スキルのポテンシャル(将来どれくらい技術スキルが伸びるか)を、パッション(意欲)の高さで測ります

パッション(意欲)が高い人は、入社後自分から自己成長をし、将来的にも会社の成長や発展に貢献することが期待されると予測されるからです。

なので、選考ではパッション(意欲)がしっかりと伝わるような内容を書きましょう[3]もちろん、面接でも志望動機に関することはしっかりと聞かれます! ESと異なり、志望動機の深掘りもされます!!!! 具体的には、「星の数ほど企業はあるのに、何故私の企業なの?」という質問に対し、相手が納得できる答えレベルのものを用意してください。

※ 具体的なアピールの仕方は、別記事にて説明予定です。
(ガクチカ編・自己PR編・志望動機編に分けて投稿予定です。)

例外 … ハードスキル自体が評価される例

上で、技術スキルなどのハードスキルはあまり評価されないと書きましたが、例外的に3つ、評価される場面があります。

具体的には、

  • 全くの未経験分野に志望する際に、志望先の分野に関する資格を取る場合[4]情報系を学習したことがない人が、ITパスポートや基本情報を取るなど。
    → 未経験分野に関する勉強をすることで、意欲の高さを示せる
  • 外資系やベンチャー企業を志望する場合
    → 即戦力を求めることも割と多いので、ハードスキルがしっかりとみられる。
  • 圧倒的に突出したハードスキルを持っている場合[5]例えば、TOEIC730以上、応用情報以上の情報処理資格、宅建、会計士、電気工事士、etc.
    → 特に語学のハードスキルは、汎用性がかなり高いので、アピールにはなる。ただし、何故その勉強をしようと思ったかの理由とセットで答えられるようにしましょう。

の3つです。

この3つに当てはまる場面がある人は、ハードスキルのアピールも考えておきましょう。

(2) ソフトスキルの高さは、学生時代の取り組みで示せ!

自己管理/対人関係などに関するスキル(ソフトスキル)は、まだ業務をしたことがない学生であっても、

  • 高校時代までの部活経験
  • アルバイト先でのチームで働く経験
  • 研究室での同期・先輩後輩・先生とのやり取り
  • サークル・委員会内などの大学時代でのチーム活動
  • 日頃の友人関係
  • 何かを成し遂げるための挫折経験

など、日々の学生生活の過ごし方で差がつきます[6] … Continue reading。企業側も、学生生活の取り組みで差が出ることを知っているため、ESや面接でも必ず聞いてきます[7]ソフトスキルを聞く一番定番の質問は「学生時代に取り組んだことを教えてください(ガクチカ)」です。

なので、ESを書く際(や面接時)には、対人関係・自己管理に関するスキル(ソフトスキル)があることを「学生時代に取り組んだことを通じて」アピールしましょう。ソフトスキルをアピールできると、他の応募者よりも優位に立てます。

また、ソフトスキルは、どの会社であっても重要なスキルなので、他の会社にESを書くときも、同じような内容をアピールとして書くことが出来ます[8] … Continue reading

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2. ESを出すまでの流れを確認しよう

まずは、無の状態からESを提出するまでに、何をしてほしいかを1枚の図で表しました。

ここで一番伝えたいことは、ES記載前(自己分析・企業研究)と記載後(添削実施)のステップが非常に重要なので、必ずやってほしいということです!

具体的にどんな手順で行ってほしいかを、下に記しているので、見ていきましょう。

Step1. ESを書く前の土台作り(自己分析・企業研究)

ゲーム(RPG)の世界でボスを倒すことを考えてみましょう。そのときに、いきなりボスを倒しに行く…なんてことはありませんよね。よほどのことがない限り、ボスを倒しに行く前に下のような準備をしますよね。

  • 自分たちパーティを強化する
    → 街で装備を整えたり、レベル上げをして強くなる
  • ボスのことを知る
    → 街の人に、ボスに対してどんな攻撃が効くのか(弱点はなにか)を調査する

ESを書く際も同じように、志望先に自分の100%、いや100%を超える力を発揮するために、事前の準備が重要です。

  • 自分のことを知る [自己分析]
    → 自分の強み(武器)は何なのか、など…
  • 志望企業のことを知る [企業研究]
    → どんな人が欲しいのか、など…

※ 準備をせずにESを書くのは、何も考えずにボスを倒しに行くのと同じくらい危険です。

(1) 自分の側面を知る [自己分析]

企業に自分の強みや、ポテンシャルをアピールするためには、当然自分のことを自分でしっかりと理解し、それを言語化できる必要があります。

具体的には、下に示す自分の [過去], [現在], [未来] を知っておき、さらに [過去] → [現在] → [未来] で一貫性のあるストーリーで言語化することが必要です。

  • [過去] 自分がこれまで何を頑張ってきて、どんな能力を得たのか
  • [現在] 自分の今の性格、得意なことは何だろう
  • [未来] 自分がやりたいことや、夢って何だろう

もし、まだ自分のことを知れていない or [過去] → [現在] → [未来] でストーリーの一貫性がある状態で言語化出来ない人は、ESを書く前に自己分析が不足している可能性があります。なので、ESを書く前に下の記事などで、自己分析をもう少し深く行ってください。

(2) 相手の側面を知る [企業分析]

ゲームで、ボスキャラと戦うときに、

  • 自分のレベルをめっちゃ上げても、ボスが倒せなくて苦労した
  • 色々調べたら、特定の攻撃以外はほとんど効かないことが分かった
  • 攻撃法を変えてみたら、実は攻撃法が弱点で、あっさりと倒せた

という経験をした人はいませんか?

就活の世界でも同じように、いくら自分の能力が優れていて、その能力をすべてアピールできたとしても、その能力が企業に刺さらなかった場合は、ES通過を勝ち取ることは出来ません。例えば、「なぜその企業に入りたいか?」という志望動機に関する質問は、当然相手の側面を知らないと、説得力がある理由は書けませんよね。

なので、ESを書く前に、企業のことを必ず知っておきましょう。例えば、

  • その企業がどんな人を欲しいのか?
  • その企業の事業について
    • どんな事業をしているか(何を武器に利益を得ているか)
    • 競合相手はどこか。また、競合相手との違いは?
    • その企業の今後の目標は何か? [余裕があれば]
  • その企業に入ったら、どんなことが出来るのか

などは、知っておくことで、選考を突破できるESを作るカギとなります。

敵のモンスターにもタイプ・属性に当てはまるものが、企業にもあるのです…
(大企業/ベンチャーか、業種、職種、など…)

※ 具体的な企業分析の仕方については、現在記事執筆検討中です…。

Step2. ES執筆

Step1の自己分析・企業研究が出来てきたら、実際にESを書いていきましょう。

また、ESを書く際には、必ず以下の1→2→3の順番を守ってください

  1. 箇条書きで要点を列挙する
    (いきなりESの本文を書くのはダメ[9]いきなりESを書く行為は、無計画で家を建て始めるようなものです。!)
  2. 列挙した要点を文章にする
  3. 不要な部分を減らしていき、字数を合わせる

※ 箇条書きで要点を列挙する方法には、ある程度の構文(テンプレート)があるので、それを使いましょう。詳しくは「2.ガクチカの書き方」と「3.自己PRの書き方」にて詳しく説明します。

Step3. 添削をお願いしよう! (可能であれば2人以上)

ESが書けたら、必ず他の人に添削をお願いしてください!! 書いてすぐ出すのはダメ、絶対!! 
(添削はできれば2人以上にお願いしてください。就職を終えた先輩とプロ(大学の就活相談室)のように、異なるバックグラウンドの人にお願い出来るとさらにGood!)

自分ではカンペキに書けたと思っていても、他の人が見てみると内容が不十分であったり、根拠がおかしかったり、誤字脱字や日本語的な誤りが残っている可能性が高いからです。実際に自分自身で念入りにチェックした文章でも、添削をお願いすると、数か所の指摘が入った思い出があります。そのため、添削は必ずお願いしてください。

また、2人以上(できればそれぞれ異なるバックグラウンドの人)に添削をお願いするのが理想です。というのも、添削の仕方やスキルは、その人の過去の就活経験に基づいて行われていることが多いため、複数人の視点によるチェックが重要です[10]難しいですが、人事経験をしたことがある人や、志望先の企業で働いている先輩に添削をお願い出来ると、めっちゃ有利です。難しいですが…。。1人だけにチェックをお願いした場合、1人だけの就活経験という限定的な視点による添削になってしまいますし…。

Step4. 添削→修正を2~3回行い、完成

あとは、添削 → 修正というサイクルを2~3回行いましょう。ここまでできれば、ESの完成です!!

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3. まとめ

では、今回の内容を箇条書きでまとめたもので、復習しましょう。

  • 企業は、将来自分の会社で活躍して、社会貢献や利益を生んでくれる人がほしい。
    → そのような人を見分けるための基準は、以下の2つ。
    • ハードスキル面: パッションの高さ
    • ソフトスキル面: 対人関係・自己管理に関するスキル
  • ESを書く手順を必ず意識しよう。(特にStep1, Step3が重要!)
    • Step1. ESを書く前の土台作り(自己分析・企業研究)
    • Step2. ESを執筆
    • Step3. 2人以上の人に添削をお願いしよう!
    • Step4. 添削→修正を2-3回すればOK!

注釈

注釈
1 学部生に比べると、研究関連の部分でスキルは少し見てくれますが…。
2 私の会社で尊敬する技術力がある先輩も、文系未経験での入社と聞いて驚いた経験があります。なので、「入社時の技術的スキル」と「将来活躍するかどうか」には、相関関係はほとんどないんだなと私は思っています。
3 もちろん、面接でも志望動機に関することはしっかりと聞かれます! ESと異なり、志望動機の深掘りもされます!!
4 情報系を学習したことがない人が、ITパスポートや基本情報を取るなど。
5 例えば、TOEIC730以上、応用情報以上の情報処理資格、宅建、会計士、電気工事士、etc.
6 Twitterを見ていると「2カ月で就活終わったから、就活せんでも大丈夫よ」のように、短期間で就活が終わったことをつぶやいている人がいます。この人たちは、学生時代の取り組みで自然と高いソフトスキルを身に着けているからこそ、特別な対策をせずとも2カ月という短期間で就活を終わらせることが出来ています。なので、皆さんはしっかりと早めに時間をかけて就活してください。Twitterで就活があっという間に終わった人を見て、「就活しなくていいや」って思っていると、痛い目見ますよ。
7 ソフトスキルを聞く一番定番の質問は「学生時代に取り組んだことを教えてください(ガクチカ)」です。
8 会社によって特に重視するスキル(コミュニケーション能力が大事なのか、課題解決力を重視するのか…)は違うので、使いまわす際には注意しましょう。
9 いきなりESを書く行為は、無計画で家を建て始めるようなものです。
10 難しいですが、人事経験をしたことがある人や、志望先の企業で働いている先輩に添削をお願い出来ると、めっちゃ有利です。難しいですが…。

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